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熱中症になりやすい人の特徴と避けるための生活習慣とは?




地球温暖化の影響もあり、毎年5月~9月の間に多くの人が熱中症で搬送されています。


熱中症は、適切な予防策を取らなければ命に関わる深刻な状態に陥る可能性があり、特に「熱中症になりやすい人」には、より一層の注意が求められます。


本記事では、熱中症になりやすい人々の特徴と、そのリスクを軽減するために実践すべき生活習慣について詳しく解説します。


暑い季節を安全に過ごすために、ぜひ参考にしてみてください。


1.熱中症の基本情報


熱中症は、気温が高くなる5月~9月に多く起こる状態です。体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体内に熱がこもることで、だるさやめまい、吐き気など様々な症状を引き起こします。


また気温が28℃以上になると、熱中症のリスクが高くなり、激しい運動や炎天下を避けるべきとされています。気温が高いだけでなく、湿度が高い、直射日光があたる、風が少ないなどの環境もリスクが高くなるとされていますので注意が必要です。


ご自身のいる環境について、熱中症性がどれくらいあるか気にするなど、気にする習慣を身に着けるのが重要とされています。




2. 熱中症になりやすい人の特徴


 ここでは、熱中症になりやすい人の特徴はどのような方なのか詳しく解説いたします。


(1)高齢者


高齢者は熱中症のリスクが高いとされています。


その理由は、体温調節機能が加齢とともに低下することにあり、高齢になると、汗をかきにくくなったり、暑さを感じにくくなったりするため体内に熱がこもりやすくなる場合があります。


また、慢性疾患を抱えている場合や、薬を服用していることが多く、これがさらにリスクを高める場合があります。


(2) 子ども


子どもは大人に比べて体温調節機能が未発達なため、体温が急激に上昇しやすい傾向にあります。さらに、子どもは外で遊ぶ時間が長く、遊びに夢中になることで水分補給を忘れがちなことも原因となり、熱中症のリスクが高まります。


また、大人と比べ熱中症に関する知識も少ないため、保護者がしっかりと注意を払う必要があります。


(3) 肥満の方


「肥満」とはただ単純に体重が多いだけでなく、体脂肪が過剰に蓄積された状態(BMI値が25以上の方)をいいます。肥満の方は、一般的な方よりも熱を体内に溜め込みやすい傾向があります。


また、皮下脂肪が多いと体内の熱が外に逃げにくく、体温が上昇しやすくなります。さらに、肥満による心臓や呼吸器への負担が熱中症リスクを高める要因となることがあります。


肥満は他にも様々な疾患の原因にもなり、現代病の代表とも言われています。


(4) 屋外での活動が多い人


 炎天下での作業やスポーツなど、屋外での活動が多い人は熱中症にかかりやすいです。


激しい運動・慣れない運動・畑仕事など、長時間直射日光を浴びる環境にいる場合は特に注意が必要です。適切な休憩や水分補給を怠ると、体温が過度に上昇し、熱中症になる危険性が高まります。


湿度が高い、風が少ないなども熱中症になりやすい要因となるため、そのような状況の場合は外出を避け、涼しい室内で過ごすのをおススメします。


3. 熱中症を避けるための生活習慣


熱中症のリスクを低減するためには、日常生活で以下の習慣を心がけることが重要です。


(1)十分な水分補給


熱中症を防ぐためには、こまめな水分補給が不可欠です。


特に暑い日や運動中は、喉が渇く前に水分を摂取するように心がけましょう。また、スポーツドリンクや経口補水液を活用することで、汗で失われたミネラルも補給できます。


ただし、カフェインやアルコールは利尿作用があるため、逆に脱水症状を引き起こす可能性があるので注意が必要です。


(2)バランスの取れた食事


暑い時期には、体力を維持するために栄養バランスの良い食事を心がけましょう。


特にビタミンやミネラルを豊富に含む食材を取り入れることで、体の抵抗力を高め、熱中症予防に役立てることができます。また、暑さで食欲が落ちることもあるので、消化に良い軽めの食事を数回に分けて摂ることも効果的です。


(3) 適切な服装


夏場は通気性の良い、軽くて明るい色の衣服を選びましょう。


ダークカラーの服は熱を吸収しやすいためできるだけ避けるのがベターです。また、外出時には帽子や日傘を使用して直射日光を避け、日陰を選んで歩くように心がけましょう。


(4)環境管理


自宅や職場などの生活環境を適切に管理することも重要です。


エアコンを適切に使って室温を下げることが基本ですが、窓を開けて風通しを良くしたり扇風機を併用することで、部屋の温度を効果的に下げることができます。


また、寝るときには涼しい環境を作り、熱がこもらないようにすることが大切です。


(5)定期的な運動


適度な運動は体力をつけるだけでなく、汗をかく習慣をつけることで体温調節機能を高める効果があります。


ただし、運動は涼しい時間帯に行い、こまめに水分補給を行うなど無理のない範囲でウォーキングや軽いジョギングなどを取り入れましょう。


4. 熱中症に備えた日常の心がけ


熱い日の外出避けるだけでなく、以下の点もチェックしてみてください


(1)定期的な健康チェック

特に高齢者や持病を抱えている方は定期的な健康チェックを行い、体調の変化を見逃さないようにしましょう。医師と相談して、暑い季節に特に気をつけるべき点や、薬の管理についてアドバイスを受けることも大切です。


(2) 熱中症予防グッズの活用

市販の熱中症予防グッズも積極的に活用しましょう。例えば、日傘や冷却シート、携帯型の扇風機、UVカット効果のある衣類など、外出時の暑さ対策として役立つアイテムが多くあります。特に高温になる日の外出時には、これらのグッズを活用して体温の上昇を防ぎましょう。


(3)家族や周囲のサポート

家族や周囲の人々と連携し、互いの体調に気を配ることも重要です。特に高齢者や子どもがいる家庭では室内温度の確認や水分補給の促しなど、適切なサポートを行いましょう。熱中症の兆候を早期に察知することで、重篤な状態になる前に対処できます。


5.まとめ


熱中症は、誰にでも起こり得る危険な状態ですが、特に高齢者や子ども、慢性疾患を持つ方などはよりリスクが高くなるといわれています。


これらのリスクを理解し、日常生活で適切な予防策を講じることで、熱中症の発症を防ぐことができます。本記事で紹介した生活習慣や心がけを取り入れ、暑い季節を健康で安全に過ごしましょう。


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